索引 / 001 JA
西太平洋の遠洋航海者 cover

人類学

人類学

西太平洋の遠洋航海者

Bronisław Malinowski

英語原題: Argonauts of the Western Pacific

トロブリアンド諸島の生活、交換、親族、権威、呪術、長期フィールドワークを描く古典的な民族誌。

難易度レベル
上級
学術レベル
学部
民族誌フィールドワーク交換クラ親族社会組織人類学

01 / 経典教科書推薦

経典教科書推薦

引用

Malinowski, B. (2002). Argonauts of the Western Pacific: An Account of Native Enterprise and Adventure in the Archipelagoes of Melanesian New Guinea. Routledge.

なぜ重要か

現在の人類学の蔵書は理論と後続の批判に強いが、参与観察と交換研究を学問の自己理解の中心に置いた古典的民族誌も必要である。

核心概念

参与観察

マリノフスキーは、社会生活を理解するには、長期的な滞在、日常の営み、人々が何をするかと何を語るかへの注意が必要だと論じる。

クラ交換

クラは単純な物々交換ではない。貝の貴重品は、持続するパートナー関係、儀礼、義務、威信、島々のあいだの規則に沿って循環する。

文脈の中の制度

園芸、親族、地位、呪術、交易、政治的権威は別々の話題ではない。その関係から、複数の制度が重なって社会を支える仕組みが見えてくる。

記述と解釈

民族誌の細部は飾りではなく証拠である。人類学者は観察を説明へ変換しながら、自分がフィールドへ持ち込む概念と前提にも注意しなければならない。

読み方

一つのクラの品、ひとつのパートナー関係、ひとつの村の実践を本全体で追う。交換が物を動かすだけでなく、どのように関係を作るのかを問いたい。

結論

『西太平洋の遠洋航海者』はトロブリアンドの生活の記録であると同時に、人類学の転換点でもある。その方法と限界は、フィールドワーク、表象、知識の生産を考える材料になる。