01 / 経典教科書推薦
経典教科書推薦
対象読者
行動経済学を専門分野科目として学ぶ経済学の博士課程の学生や上級の修士課程の学生、また一次文献をまとめて参照したいファイナンス、労働経済学、公共経済学の研究者に向く。心理学から来た読者にとっては、経済学者が意思決定のアノマリーをどのように定式化するかを知る手引きとなる。
前提知識
大学院レベルのミクロ経済学と、経済学の研究論文を読み慣れていることが前提となる。
扱う内容
編者の序論は分野とその方法を概観する。再録論文は、参照点依存と損失回避、保有効果、異時点間の選択と双曲割引、自制心、公平性と社会的選好、市場における互恵性、ゲームにおける学習、さらにファイナンス、労働市場、貯蓄、消費への応用を扱う。全体として、少数の心理学的規則性が応用研究に使える扱いやすいモデルへと形作られていった過程が見て取れる。
使い方
まず各論文の位置づけを示す編者の序論を読み、その後、自分の講義や研究に関係する部分を読むとよい。モデル構築の論文を優先し、それらを引用する後続の文献へと読み進めるとよい。
版と出典
本項目は、Princeton University Press が Russell Sage Foundation と共同で刊行したペーパーバック版を扱う。2003年末に発売され、著作権表示は2004年である。書誌情報は Google Books の書誌ページと Open Library の記録に基づく。